イクメンパパ2015年12月 1日更新

はじめに

昔に比べると、いまのパパはとっても育児に積極的です。園や学校の参観日・行事にパパが出席することが多くなっていますし、ベビーカーや抱っこ紐で赤ちゃんを散歩させているパパも日常的に見かけます。パパ向けの育児雑誌もたくさん発行されていますよね。 育児は女の仕事で男は外で働くものと考えるパパもまだいるようですが、ママだって外で働き、世の中は仕事と家庭を両立させるワークライフバランスが重視されている時代。パパも、かわいい我が子の成長を肌で感じ、一緒に見守っていきませんか?

妊娠中の体の変化とサポート

妊娠すると、お腹の中の胎児を育てるため、出産するため、生まれてから育てるために、体の中で様々な変化が起こります。それは見た目だけの変化だけではなく、こころにも影響します。ママの体・心の変化を知れば、その時々のサポートが分かりやすいと思います。

妊娠初期
(0~15週)
妊娠中期
(16~27週)
妊娠後期
(28~39週)
ママの体の変化 ・妊娠2ヶ月頃(4~7週)につわりが始まる。胸やけ・吐き気・だるさ・眠気・イライラなどの肉体的、精神的変化が出始める。
・妊娠3ヶ月頃(8~11週)には、便秘・頻尿になる。イライラしやすくなる。乳房が大きくなる。
・妊娠4ヶ月頃(12~15週)頃には、つわりが軽くなり、食欲が出てくる。流産の心配はなくなり、精神的にも落ち着いてくる。
・妊娠6ヶ月頃(20~23週)は、貧血になりやすい。初乳の分泌がある。
・妊娠24週頃に、胎動を感じるようになる。
・妊娠7ヶ月頃(24~27週)には、胎動がはっきりする。お腹が重くなってきたと感じる。静脈瘤や妊娠線ができることがある。腰痛になることがある。
・妊娠8ヶ月頃(28~31週)には、心臓の負担が増え、動悸・息切れがしやすい。お腹が目立ってくる。胃の圧迫感がある。腰痛が出る。
・妊娠9ヶ月頃(32~35週)には、動いたときにお腹が張る感じになる。睡眠が浅くなる。
・妊娠10ヶ月頃(36~39週)には、児頭が下がって、尿が近くなったり、足の付け根が痛くなることがある。胃が楽になる。お腹が頻繁に張る。
パパのサポ丨ト ・妊娠届を出し、母子健康手帳・父子健康手帳をもらう。
・喫煙している場合は、ママの側でタバコを吸わないようにする。
・お産する施設を決める。
・つわりの時期は、積極的に家事の協力をする。
両親学級などに参加し、正しい知識を身につけておく。
・ママの健診に付き添い、心音などを聴くと、パパとしての実感がわいてきます。
・安定期に入ったら、軽い運動や旅行などを楽しむのも良い。
・お腹に耳や手を当てて、胎動を感じてみましょう。
・腰痛が出てきたら、2人で妊婦体操をしたり、マッサージしてあげる。

・ママと一緒にベビー用品の準備をする
・立会い出産をする場合は、両親学級などで学んだ補助動作や呼吸法をシュミレーションしておく。
・陣痛が来たときの対応をママと確認しておく。
・生活スタイルを想像して、部屋の整理整頓をする。
・出産に備え、会社の仕事を調整しておく。

いよいよ出産!!...パパにできること

出産の兆候

おしるし(血液が混ざったおりもの)があると、2~3日のうちに陣痛が始まることが多いです。しかし、おしるしもみんなにあるわけではないので、ひとつの目安としてください。
お腹や腰に、少し強い月経痛のような痛みを感じたら、そろそろ陣痛の始まりです。お腹を下したかな?とトイレに行ったという方もいるようです。しかし、陣痛ではなく、最初に破水してしまうこともあるので、その場合は、すぐに病院に連絡して入院になります。
パパは、仕事の調整をしたり、家族に連絡したりしましょう。

入院のタイミング

陣痛の間隔が、初産で10分くらい、経産で20分くらいになったら病院に連絡します。パパは陣痛の間隔を測ったり、入院物品の最終確認をしましょう。

出産時

ママが耐える陣痛の痛みは、男の人ならとっくに気絶していると言われるほどです。とにかくママが訴える痛いところをマッサージしたり、圧迫したり、体勢を整えてあげたりしましょう。陣痛~出産までは長い戦いです。陣痛が引いているときには、水分や軽い食事ができるように準備しましょう。お産が進んで、ママが痛みで取り乱したり、パパに当たっても、もうすぐ赤ちゃんに会えるのだと冷静に考えて、ママの訴えを受け止めましょう。

出産後

「お疲れさま」「よく頑張ったね」「ありがとう」などねぎらいと喜びをママに伝え、ママの気持ちを安定させましょう。ママがほしい物、してほしいことを聞いて、できるだけ対応しましょう。

子どもの成長と育児

大変な出産を終えたら、いよいよ子育ての始まりです!それまで、ある程度自分の思い通りになった生活から、一気に子ども中心の生活に変わります。出産前に色々調べていたパパも、実際にその生活が始まると、喜びの反面、そのギャップに困惑することでしょう。それはママも同じこと。パパもママも突然「親」にはなれません。毎日我が子と触れ合い、試行錯誤して「親」になっていくのです。乳児期は人生の中でも成長が著しい時期です。その成長をしっかりと見守るためにも、色々なことに挑戦し、子どもとスキンシップを取りましょう。パパができることはたくさんありますよ。

月齢こころと体の発達
1ヶ月 お腹が空いたとき、おむつがぬれたときなどで泣く以外は、寝ていることが多い。
2ヶ月 丸みを帯びた体つきに。あやすと笑うこともある。
3ヶ月 「うー」「あー」などの喃語を話す。自分の手や人の顔を見つめる。
4ヶ月 首がすわる。手でガラガラなどを握る。
5ヶ月 うつ伏せで頭をしっかり上げる。
6ヶ月 寝返りをうつ。
7ヶ月 手の動きが上手になる。
8ヶ月 人見知りが始まる。おすわりができる。
9ヶ月 はいはいができる。後追いをする。
10ヶ月 伝い歩きをする。「ばいばい」「いやいや」「ぱちぱち」などまねをする。
11ヶ月 立ったり、すわったりできる。
12ヶ月 一人歩きできる子もいる。言葉を1、2語話す。

さあ、やってみよう!

抱っこ

育児の基本は抱っこです。抱っこによって人のぬくもりを感じ、声を聞き、守られてる・愛されていることを実感し、情緒が安定します。
まだ首のすわっていない赤ちゃんは、手のひらや腕でしっかり支えて抱っこしましょう。パパは帰宅したら真っ先に赤ちゃんを抱っこして話しかけましょう。

≪おむつ替え≫

「おしっこは替えられるけど、うんちの時はお願い...。」こんなことをつい言ってしまいがちです。
確かにうんちは臭い!でもあなたがおじいさんになった時、おむつ替えを嫌がられたら困りますよね。大人のうんちに比べたら、赤ちゃんのうんちは可愛いものです。
自分のお世話をしてくれるパパを、赤ちゃんは大好きになりますよ。替えたおむつの後始末も忘れないでくださいね。

ミルクを飲ませる

母乳で育てているママも多いと思いますが、母乳が不足しているときや外出時など、ミルクを併用している方もいます。パパは母乳はあげられませんが、ミルクのときはパパの出番です!
調乳から、ミルクを飲ませ、ゲップさせるまでをやってみましょう。調乳後は、人肌程度の温度になるように注意します。また、ミルクを飲ませた後のゲップは、出る感覚が分かるまで時間がかかるかもしれませんが、回数をこなせばコツがだんだん分かってきます。

お風呂に入れる

なるべく早く帰宅し、子供と一緒にお風呂に入りましょう。お風呂はパパの担当!と言えるくらいになるといいですね。帰りが遅い仕事だとちょっと難しいかもしれませんが、そのような場合は休日だけでも担当しましょう。
赤ちゃんを一人でお風呂に入れるのは体力勝負です。ゆっくり入ることは難しいですし、上がってからは赤ちゃんの着替えに自分の着替え、赤ちゃんの水分補給...と大忙しなのです。特に冬場は、風邪を引く心配もあるので大慌てでしょう。
パパが一緒にお風呂に入って、上がってからはママが服を着せる。この流れでできれば、ママは本当に楽になります。

寝かしつけ

これをしてもらえたら、ママはとても楽です!すっと寝る赤ちゃんもいれば、寝付くのがまだ上手でないために、延々と泣いてしまうこともあります。月齢が進むにつれて、日中の活動量や機嫌、まだ遊びたい!という気持ちに影響され、なかなか寝ない子も増えてきます。ママは、残った家事・片付けのことを考えながら寝かしつけにのぞみますが、30分...1時間...さすがにイライラしてしまいます。そんな役割をパパがしてくれたら...もし赤ちゃんと一緒に寝てしまっても、その間に家事・片づけを済ませられるママは、微笑ましく見守ってくれるでしょう。逆に、ママが寝かしつけをしている間に、パパが率先して家事・片付けをしてくれたら、ママはパパへの信頼感が増すこと間違いなしです。
これをしたらすぐ寝るという寝かしつけのコツはありません。ママだったら寝るのに、パパがやると寝ない...ということはないのです。赤ちゃんが安心して寝られるように、毎日毎日繰り返してやってみましょう。

遊ぶ

体を使った遊びは、パパの出番!赤ちゃんの成長は早いので、どんどんできることが増えてきます。月齢にあわせた遊びをいくつか紹介します。

・生後1~3ヶ月<あんよダンス>
赤ちゃんの足をやさしく持って、前後に動かしてみましょう。体も心もほぐれます。目を見て「あんよをいっちに」などと声をかけながらしましょう。足の裏を押すようにすると、赤ちゃんが自分の足を認識できます。また、強くけるのを手で受けとめてあげるのもコミュニケーションになります。

・生後4~6ヶ月<おひざでポンポン>
両わきをしっかり支え、三角座りのママ・パパの太ももの上に赤ちゃんを乗せて軽く上下に動かします。動きに強弱をつけても楽しいですよ。

・生後7~12ヶ月<はいはい追いかけっこ>
パパがはいはいしながら「おいで~」と誘ってあげましょう。赤ちゃんが近づいたら、わざと逃げて「今度はこっちだよ~」と誘ったり、逆に近づいていったりするとワクワクします。遊び慣れてきたら、今度はパパが逃げる赤ちゃんを追いかけてみましょう。楽しく運動になります。

おわりに

子育てというのは子どもの成長とともに色んな悩みがでてくるものですよね。毎日一喜一憂したり、イライラしてしまって「親失格かも...」と思うことが誰にでもあることです。特に乳幼児をお持ちの方は今が一番大変な時期。パパは少し想像してみてください。あちこちウロチョロする子どもの行動や安全に常に目を光らせながら、献立を考えつつ買い物をする...ぐずる子どもをあやしながら食事の準備をし、合間に家事をこなす...もう必死です。こんな風にストレスフルな状態で24時間が過ぎていくのがママの日常。育児中のママたちは常に色んなストレスを抱えて日々頑張っています。
もちろん、パパの協力があってこそ日々の家族の生活が成り立っています。その一方でこんなことを感じているパパも少なくないのではないでしょうか?
俺だって疲れている中、頑張って家事や育児に参加しているのに、「なぜ妻がいつもイライラしているのかわからない」「なんでいつもそんなに不機嫌なの?」
パパとママの間でどうしてこんなすれ違いがおきてしまうのでしょうか?それは...ママが実際にパパにやってもらいたいと望んでいる事と、パパの「お手伝い」との間にギャップがあるということです。育児中の女性にとってのストレスの原因は主にこの3つなのだそうです。

1.自分の時間をコントロールできないこと
2.睡眠時間が充分に取れないこと
3.仕事(育児仕事)が増えること

また、パパの育児への注文ベスト3は以下のようです。(NHK「すくすく子育て」調べ)

1位:積極的に動いてほしい

指示待ちしないで自分で考えてほしい・自分でも調べてほしい

2位:「できない」と言わず努力してほしい

苦手でも手伝ってほしい

3位:遊んでほしい

スマホを触らずにちゃんと遊んでほしい

家庭により、ママがパパにしてもらいたいことが違ってくると思います。まずはどのようなことが負担・ストレスになっているか、夫婦で話し合うことが大切だと思います。その上でできるサポートを考えていけば良いのです。育児にストレスはつきものです。少しでもそのストレスを軽減し、それぞれが家族を思いやった育児ができるといいですね。

仕事で疲れているパパへ

会社で、朝から夜遅くまで働いているパパの気持ちも、ママは十分理解しています。たまの休日は自分の時間が欲しい、体を休めたいと思いますよね。もし「疲れていて、家族サービスどころじゃない...。」と思っているパパ、そんなパパでもたった一言、これだけでママが救われる魔法の言葉があります。
「毎日育児と家事を頑張ってくれて、本当にありがとう!」
「俺に手伝えることがあったらいつでも言ってね」
育児になかなか協力できなくても、「大変さをわかっているよ、協力するよ」というメッセージを発信すること、その労をねぎらう言葉で、ママは今までの苦労が吹き飛ぶのではないでしょうか。でも普段、阿吽の呼吸で成り立っているから、ありがとうなんて照れくさくて言えない...そんなパパは、ママの好きなスイーツや花を添えて、感謝を伝えてみてはいかがでしょうか?きっとママの気持ちはぱっと明るくなるはずです。

お役立ちリンク

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