中学生のこころ2015年11月 1日更新

思春期は11才前後から始まり、18才頃まで続くといいます。からだの著しい成長とともに、自我に目ざめる時期であり、こころが大きく揺れ動くことが多くなります。そして、親から友達へ、自分を形成していく上で影響を受ける対象が変わっていきます。

思春期になると、心の問題が顕著に現れますが、こころの発達は生まれたときから連続的です。3歳代のイヤイヤ期を経て、自我の基礎を作ります。小学生の時期には、家庭でのお手伝いや学校の係りの仕事などを通して、それを達成し、認められると、自分も役に立つ人間なんだという、家族や社会の一員としての自分の存在意味を見出していきます。友人や先生、家族との関わりの中で、人間的な人格の基礎ができるのです。「自分はできる!」という有能感は、自立した大人になるための大切なモチベーションにつながります。そして中学生頃になると、深く考え人の役に立つという、自己に対する信頼感にもつながっていくのです。しかしこの時期は、何でもできるような「万能感」を持つ一方、自分だけがダメなんだという「劣等感」の間で揺れ動きます。また、周囲に対しても批判意識と依存感情で葛藤します。こうした内面の不安定さが、身近なところにいる親や教師への「反抗」という形で現れることがあります。本人自身、何で反抗するのかはっきりわからないでいることも多く、対処に苦慮します。しかし、自我は、「抵抗」に出会うことで確実に育ってくるのです。「子どもの抵抗」は、親にとっては「反抗」といえますが、子どもにとっては親の保護からの独り立ちや自分自身の確立という意味で、社会人になっていくための大事なステップ(親離れ=心理的離乳)となるのです。

その親から自立したいという欲求が高まる一方で、親元から離れることの不安も感じています。その不安に対応するために、仲間と一緒に行動することで仲間から安心感を得ようとします。その結果、自立した行動をすることが可能となるのです。しかし、ときには仲間関係のトラブルもあり、この頃のこころの発達に様々な影響を及ぼすこともあります。家族としては、心配な子ども同士の関係もありますが、少し距離を置いて見守り、問題が起きたときは相談に乗れる親子関係を作りましょう。

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