中学生の現状2015年12月 9日更新

思春期の心身の変化は急激で、自分でコントロールできないような内的衝動に子どもはとまどっています。これは、いつの時代の子ども達にもあったことですが、今日では、身体の発達が早まる傾向にあり、心理的な発達が伴わないのに加えて、学歴社会・競争社会の中でのストレスが大きくのしかかってきています。大人になりたい気持ちと不安の間を揺れ動き、将来を見通せないまま、対人恐怖や不登校といった悩みを抱える中学生も多くなっているのが現状です。

また、ネット環境があふれ、幼児の頃からスマートフォンなどを扱う子どもが多くなっています。中学生ともなると操作も容易になり、気軽に始めたSNSやネットゲームに徐々にのめり込み、深夜までやってしまい、睡眠時間が減り、授業や学校活動がおざなりになり、ついには不登校・引きこもってネット依存になってしまうという問題も多く耳にします。2012年厚生労働省研究班の調べでは、平日に学業以外で5時間以上インターネットを利用する中学生は9%、高校生は14~15%であることが分かりました。その中でネット依存症が強く疑われるのは、中高生の8%、およそ52万人にも上ることが分かりました。ネット依存症と呼ばれる方たちの約半数は中高生です。低年齢化はどんどん進んでいて、小学生の患者も少なくありません。

さらに最近、ネットやニュースで聞かれるのは、青少年の喫煙や飲酒、薬物乱用です。わが国の未成年者の多くがすでに喫煙や飲酒行動を開始していることもわかっており、低年齢化しているのも事実です。心身ともに発育が著しい思春期は、それらの影響も強く出ます。喫煙や飲酒、薬物は、いずれも依存性が強く、止めることが難しく再使用も多いため、健康影響を考えれば、喫煙や飲酒を経験せずに成人期を迎えること、薬物は絶対使用しないことが重要です。未成年の飲酒もそうですが、法律で明確に禁じられている行為をすることで、そのほかの違法行為へのハードルが心理的に下がっていくという大きなリスクもあります。特に薬物乱用という観点からは、法律違反である喫煙から、シンナーなどの乱用、さらに大麻や麻薬などの違法薬物へとより深刻な依存症を引き起こすものへの流れを作りかねません。

今回は、喫煙・飲酒・薬物乱用について詳しくみていきます。

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