
Q.3カ月の赤ちゃんです。以前は、おむつを替えておっぱいを飲ませたら眠っていたのですが、最近ではすぐ泣くので、1~2時間おきにおっぱいを与えている状態です。おっぱいが足りないのでしょうか。2020年04月15日更新
おっぱいの回数が多くて、お母さんも大変でしたね。まずは、市で行っている「母と子の健康相談」などで体重測定をして、一度おっぱいが足りているか見てもらいましょう。体重やおっぱいに問題がないようでしたら、赤ちゃんはそろそろ「遊び」を求めているのかもしれません。
今までおっぱいやミルクを飲んで、寝たり起きたりしていた赤ちゃんも、起きている時間が長くなってきたと思います。お母さんが話しかけたり、うつぶせ寝を一緒にしてみたり、音の出るおもちゃを近くで動かしてみたりしてみましょう。おっぱい以外のもので満足するようなら、少しずつ授乳の間隔を長くしていきます。
5カ月になると、離乳食が始まります。それに向けて、一度にたくさん飲んで、お腹が空くという体験を重ねていくことで離乳食をスタートがしやすくなるので、授乳の間隔をあけていくことは大切です。
お家の中にいると、どうしても時間を持て余して、授乳ばかりなってしまうという話はよく聞かれます。スーパーへ買い物に出かけていたとしても、赤ちゃんにとっては退屈なものです。ぜひ、赤ちゃんが楽しめる子育て支援センターや散歩に出かけるとよいでしょう。
この時期の赤ちゃんは、動くものや音の出るものに興味を持つので、子育て支援センターで少し大きくなったお兄ちゃんお姉ちゃんの動きを見たり、散歩中に鳥や、風で草木が揺れるのを見たりするのもいいでしょう。
赤ちゃんは新しいことを見たり、体験したりすると、その都度、大脳皮質にある140億個!の脳細胞から神経をつたって情報が流れます。それにより心地よい疲れが生じるので、よく眠れるようにもなります。
生後3か月頃は、昼と夜の区別がついてくる時期です。朝になったら、カーテンを開けて「おはよう」と声をかけ、タオルで顔を拭いて朝が来たことを教えてあげましょう。刺激を通して、生活リズムが整うようになると、赤ちゃんの機嫌もよくなります。