これまで半年近く母乳やミルクだけで成長してきた赤ちゃんは、離乳食が始まったことがきっかけで便秘になってしまうことがあります。『便秘』といっても、2～3日に一回の排便でも機嫌がよく、離乳食やミルクを良く飲む場合は、その子のペースと考えて良いでしょう。

離乳食が始まると食事全体の水分量が減り、腸内細菌も変化していきます。もちろん消化も母乳やミルクのように良くはありません。しかし便秘になっても、慣れや成長と共に解消していくことがほとんどです。

食事の面では、繊維質のさつまいも・かぼちゃ・かぶ、果物ではバナナ・りんご、その他ヨーグルトや納豆などが便秘解消に良いとされています。食事以外では、お腹の『のの字マッサージ、肛門周りのオイルマッサージ、足の屈伸運動』などもお腹の動きを良くするために効果的です。

一週間出ない時には受診しましょう。下剤を処方されることもありますが、排便をコントロールする上での効果があります。一生下剤を飲み続けている子はいないので一時的に飲んでも大丈夫です。