おもちゃを独占してしまい、貸し借りが上手にできません。どのように対応すればいいですか?(2歳11カ月)


おもちゃの貸し借りができるようになるにはどうしたらよいですか?(2歳児)
友達や兄弟との関わり

おもちゃの貸し借りができるようになるにはどうしたらよいですか?(2歳児)
3歳近くになると、言葉も発達し、叱っても「ああ言えば、こう言う」になってきます。しかし、「貸して」「どうぞ」ができるようになるのは、年中~年長くらいです。それまでにできるようになればいいのです。
しかし2歳11か月の年齢では、言葉での理解や多少の我慢もできるようになり、聞き分けができてきたかな?と感じるときがあっても、まだまだ自己本位。相手の存在に気づいても「ここは自分の領域だ、勝手に入ってくるな!」という気持ちになってしまいます。
友だちと物を共有したり貸してあげるといった行為は、成長する過程でのあそびの中で理解し、言葉を介してお互いの気持ちを知っていく経験の中で育っていきます。危険な行為は厳しくわかるように伝えることは大事ですが、まずは子どもの思いを聴き、「○○したかったんだね」としっかり受け止め、次に相手の気持ちはどうだったかを伝えることで、分かってきます。そして時には相手の子に「今使ってるから待っててね」と言ってみましょう。子どもは実体験から学び成長していきますので、温かく見守りながら少しずつ成長できればいいですね。

