下に兄弟ができれば、多かれ少なかれほとんどの子がするのが『赤ちゃん返り』です。これまで自分ひとりのために時間を割き、愛情を注いでくれたママとパパが、下の子のお世話で忙しくなり、「自分も赤ちゃんに戻って関心を引きたい」と無意識に思ってしまうのは当然のことです。まずはこの気持ちを十分理解した上で、上の子への対応を考えていきましょう。

赤ちゃん返りへの対応は、気にかけてあげることが一番です。上の子の話をきちんと聞いてあげる、些細なことでも褒めてあげる、上の子と２人になる時間を作るなど、丁寧に接してあげることが大切です。そして、「下の子は下の子、あなたはあなたで、どちらも大切」ということを態度や言葉で伝えることも重要です。

そうはいっても、生まれたばかりの頃は、赤ちゃんの世話や夜泣きによる寝不足など、ママもパパも疲れやストレスがたまります。ママが下の子のお世話をしている時には、パパは積極的に上の子と接する。逆にパパが下の子の面倒をみられる時は、ママが上の子に集中してあげるなど、協力して子どもに接してあげられるよう、話し合っておきましょう。