登校をしぶるケースについては、その要因が多岐にわたるため、対処の方法が全てのケースに当てはまるわけではありません。一例をあげると、いじめ等学校生活に要因があると思われる場合については、すぐに学校に連絡し、原因を解消することが大切です。原因が解消されたにも関わらず登校しぶりが続く場合や、次々に原因が変わっていくような場合には、(自覚がないかもしれませんが)家にいた方が本人にとって楽だったり、楽しいことがあったりするケースが多いようです。たとえば、休んで家にいる時に、自分で好きなものを食べたり、好きな時間だけゲームをすることができたりというように、好き勝手なことができる環境になっていれば、学校に行くより家の方が楽しいと思ってしまいます。ですから、少なくともそのような環境になることだけは解消していく必要があります。

ただ、中にはエネルギーが尽きてしまって、休養することが必要なケースもあります。そういう場合には、登校刺激をせず、家でゆっくりできるような環境で見守る必要があります。

判断に迷われる場合には、学校や子どもサポートセンター、関係機関等にご相談ください。