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すくすく相談
6月29日(水)東部子育て支援センターで、芹澤文子臨床発達心理士によるすくすく相談を行い、10組23人の親子が参加しました。今回のテーマは、「レッツ!トイレトレーニング」。夏になりトイレトレーニングを始めたり、これから始めたいと思っているお母さん達。とても興味深く聞いていました。
<トイレトレーニングの意味>
- 子ども達にとって→自分自身でできるんだ。僕が私が体の主人公になったんだと思えること。
- トイレトレーニング→トイレラーニング(トイレでおしっこやうんちができることを学ぶ)
- 主体→子ども自身にある。(体の主人公としてトイレでおしっこやうんちをして子どもが安心して気持ちよく過ごすことを学ぶ)
- 身体→おしっこやうんちをする体ができる。(座る・立つ・中腰)いらないものを出す。体の外に出すためにためておくことができ、筋肉の力(おしっこがでるとき)がつく。
- やりとり→よく観察(バナナうんちだね・ゆるゆるだね・コロコロだねなど)便が出た感覚と、出たものが結びつく。
<大切なこと>
- 子どもが何となくおしっこのタイミングを理解しているか。
・身体ができているという判断。 - 排泄の時間が3時間くらい間が空いたら、トイレトレーニングを始める。夏は汗をかきやすく、おしっこの量も少ないので、感覚をつかみやすい。薄着なので、「でたかな?濡れているかな?」がわかりやすい。洗濯物もすぐに乾く。布パンツに慣れていく。替えのパンツを何枚か用意し、家族の理解も必要になる。
- 「でたね」「だせたね」「でちゃったね」を大好きな母と共有していく。
・おしっこ・うんちは体にとって必要な物。必要な役割を終え、バイバイをする物。
・失敗をいっぱいする。 - 自分ではどうしたらよいか分からないので興味を持ったら子どもにおしっこをしているところを見せる。
・おしっこやうんちをすることが、かっこいいと思えるようにする。→「出たものをバイバイできるってすごいんだよ」
・トイレにおまるを置いて、「出たくなったら、そこにいくよ」と繰り返す。
・トイレを“楽しい所”にしていく。トイレに行くことを子どもの楽しみにできるようにしていく。 - リセットの時間があっても良い。親と子のタイミングをみながら、諦めず無理をせず、まわりの人に相談し、楽しみながら進めていくようにする。
という内容でした。
そして「ぷくちゃんのすてきなパンツ」というトイレトレーニングに関した絵本も読んでいただきました。失敗を重ねながら少しずつトイレの感覚をつかんでいくというお話でした。
最後に「おはながわらった」の手遊び。芹澤先生の優しい歌声に引き込まれていました。
センターに“おむつ卒業”のコーナーも用意してあります。センターのトイレでも「おしっこがでたよ」と嬉しい報告が聞かれるようになりました。無理せず楽しくトイレトレーニングができるといいですね。